【本屋大賞】【そしてバトンは渡された】瀬尾まいこさんてどんな人?
今年も本屋大賞の時期がやってきましたね。
2019年の本屋大賞は、瀬戸まいこさんの『そしてバトンは渡された』(文藝春秋)に決定しました。
この本の主人公・森宮優子は、“父親3人と母親2人”を持つ17歳の女子高生という設定。実の母親を事故で亡くして以来、7回も家族の形態が変わるという複雑な家庭環境の少女を主人公としているため、一見悲しい物語なのかと思いきや、彼女自身は自分の生い立ちを不幸だとは思っていないし、周囲の“家族たち”も彼女に惜しみない愛情を注いでいくという心温まるストーリーとなっています。
この本の著者は、瀬尾まいこさんという作家さんです。
今回は、本屋大賞作家、瀬尾さんにフォーカスを当てていきます。
本屋大賞ってなに?
そもそも本屋大賞ってなんでしょう?
本屋大賞とは、本が売れないこの時代に、本について最も知識のある本屋の店員さんたちが、売れる本を作っていこう、本を盛り上げていこうという目的で設立された本屋大賞実行委員が運営するものです。
本屋さんの店員さんならアルバイト・パートに関わらず誰でも応募可能で、1人3冊まで投票ができます。そして上位10作品まで絞ってノミネート作を決定し、その後、その10冊の中から更に候補を絞って大賞を決定するんだそうです。
今回瀬尾さんの『そしてバトンは渡された』は、圧倒的大差で大賞を獲得したんだそうですよ。
瀬尾まいこさんってどんなひと?
瀬尾さんは大阪市の出身。
2002年に『卵の緒』(マガジンハウス)で作家デビューされています。
なんとこの本の執筆当時は、中学校の国語の先生をされていたそうです。
そして2011年に退職をされ、作家活動に専念されています。
瀬尾さんの作品は様々な賞を受賞したり、実写化されていたり、
今大注目の作家さんなんです。
瀬尾まいこさんの作品一覧
瀬尾さんの作品一覧です。
あ、これもそうだったんだ!という作品、あるのではないでしょうか?
『卵の緒』マガジンハウス、2002年
『図書館の神様』マガジンハウス、2003年
『天国はまだ遠く』新潮社、2004年
『幸福な食卓』講談社、2004年
『優しい音楽』双葉社、2005年
『強運の持ち主』文藝春秋、2006年
『温室デイズ』角川書店、2006年
『戸村飯店 青春100連発』理論社、2008年
『僕の明日を照らして』筑摩書房、2010年
『おしまいのデート』集英社、2011年
『僕らのごはんは明日で待ってる』幻冬舎、2012年
『あと少し、もう少し』新潮社、2012年
『春、戻る』集英社、2014年
『花曇りの向こう』光村図書の中学一年の国語の教科書に掲載(書き下ろし)
『君が夏を走らせる』新潮社、2017年
『そして、バトンは渡された』文藝春秋、2018年
この中で、『天国はまだ遠く』、『幸福な食卓』、
『僕らのごはんは明日で待ってる』は映画化もされています。
加藤ローサさんとチュートリアルの徳井さんが主演を務めています。徳井さんの役者デビュー作です。
有村架純さん主演の映画です。心温まる作品になっています。
ジャニーズの中島裕翔さんとモデルの新木優子さん主演の恋愛ストーリーです。
どれも話題になった作品ばかりですね。
これを機会に、瀬尾さんの作品を1作目から読んでみるのもいかがでしょうか。
最後に
素敵な作品をたくさん生み出されている瀬尾まいこさん。
これからもたくさんの活躍が期待されますね!